国際結婚が現実的になってきたら、早めに手続きの流れを知っておきましょう!
日本人同士カップルの手続きは、婚姻届を役所に提出して、
はい、おめでとう♡
なんですが…国際結婚はそうはいきません。
事前準備に と・に・か・く 時間がかかります。
この記事では、私たちの実体験をもとに、
国際結婚の手続き(日本で手続きを行う場合)をご紹介します。
なぜ余裕をもって準備した方が良いかがわかるかと思います。
特にマイナーな国出身の方との結婚の場合は、ぜひ参考にしてください。
日本での国際結婚手続きの流れ
日本で手続きを行う場合、以下のような流れになります。
日本側役所への手続き
- 必要書類を役所に確認
- 書類を集める・翻訳する
- 婚姻届と必要書類を役所に提出する
- 役所に「受理証明書」を発行してもらい、相手国側の手続きへ
私たちが提出した書類
- 婚姻届
- 独身証明書(原本※現地語 と 日本語訳)
※婚姻要件具備証明書の代わり - 出生証明書(原本※現地語 と 日本語訳)
- パスポートコピー(外国人のみ)
- 戸籍謄本(日本人のみ)
相手国側大使館への手続き
- 役所発行の「受理証明書」にアポスティーユ(公文書認証)を日本の外務省に申請
- 「受理証明書」アポスティーユ付きを翻訳依頼(大使館推奨の公的な翻訳機関)
- それぞれの身分証をもって二人で大使館に行き、申請
(→※結婚証明書を発行してもらい、配偶者ビザ申請に使用)
大使館に持参した書類
- アポスティーユ付き「受理証明書」(発行日より3か月以内のもの)
- 公的な翻訳文書(日本語→現地語)
- 出生証明書
- 自国での身分証・パスポート
アポスティーユ・公印確認とは:
官公署,自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のこと
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000548.html
実際に行ったこと
日本側役所手続き
入籍を決めたら、まずはじめに
婚姻届を提出する役所に必要書類を確認しましょう。(必ず!)
アメリカ・中国・韓国などメジャーな国の方であれば、
HPに記載されていることも多いので、併せて確認してください。
私たちの場合はマイナーな国なので、役所に電話で確認しました。
これまでの申請に例がなかったようで電話口で調べていただき、
「婚姻要件具備証明書」「出生証明書」が必要と回答いただきました。
その後、大使館と現地行政にそれらの書類について確認。
すると「出生証明書」は現地からの取り寄せ、アポスティーユが必要、
「独身証明書」(婚姻要件具備証明書の代わりになるもの)は大使館で取得可能とのこと。
「出生証明書」は彼の生まれた地域で取得する必要があったため、
田舎の親戚に取得を依頼し、首都にいるお兄さんに郵送してもらい、
日本に国際郵便してもらいました。
ところが。
行政からはアポスティーユがオンラインで申請可能と言われていたのですが、
郵送中の書類は証明にふさわしくない種類だったことが後から判明。
結果、田舎から証明可能な書類を取得→首都に輸送→日本に送るという行程を
計2回行うことになりました。。
「独身証明書」は、大使館からフォーマットをもらい自分たちで作成しました。
その文書を大使館で公的証明してもらう必要があるのですが、
私たちのほか、2名の証人の同行が必要とのこと…!
証人が必要なんていつの時代の話なの?!と思いましたが、
平日の午前中に大使館にきてくれる友人を募り。。。
無事2人の友人が仕事の時間休で来てくれ、本当に助かりました( ;∀;)
一生忘れない…!
それぞれの証明書は現地語で記載されたたため、日本語訳が必要でした。
特に書式は決まっていなかったため、自分たちでWordで作成しました。
準備を開始して1か月半で、なんとか役所への提出書類が整いました。
婚姻届の提出日
日本人カップルは婚姻届提出日にこだわりたい場合、
役所が開いていない日の臨時窓口でも受理してもらえますよね。
でも国際結婚の場合は、休日の提出はあきらめた方がいいかもしれません。。
なぜなら、受理に時間がかかるからです。
書類に不備がないかなどチェックが入るので、完了するまで待っている必要があります。
なお、国際結婚の場合、夫婦別姓が認められています。
私たちは提出を急いでいたこと、各手続が面倒なことから夫婦別姓にしました。
その場合でも、戸籍合併・世帯主の一本化が必要とのことで、上記書類に加えて
「住民異動届」の提出を求められました。(役所に紙があります)
そういった追加書類や、本人確認・サインなども必要だったので、
提出日は時間に余裕がある際に役所を訪れることをお勧めします。
ちなみに婚姻届は、エニマリさんの「猫たちのお祝い」(無料ダウンロード)を使用しました♡かわいい♡
https://anymarry.mwed.jp/konintodoke/certificates/216
相手国側手続き
ここまでへとへとになりながら準備し、あとは受理証明書を大使館に提出するだけ!
と思ったけど、そんなに簡単ではありませんでした…
大使館から、アポスティーユと公的な翻訳文書の添付が必要と言われました。
日本の外務省のアポスティーユ申請は、郵送または窓口での申請が可能ですが、
コロナ禍で可能な限り郵送で、とのことだったため素直に従うことに。
郵送で申請して10日間くらいで返送が届きました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000608.html#section2
そのアポスティーユ付き文書を、大使館推奨の翻訳機関に翻訳を依頼。
こちらも郵送対応となったため、10日間くらいかかりました。
ようやく大使館への提出日のアポを取り、
提出できたのは、日本側役所に提出したちょうど1か月後、3/22でした。
まとめ
最低でも2~3か月かかると考えて、準備しよう
私たちの場合、準備し始めてから2か月半でなんとか提出が完了しました。
ただこれでも、この後にVISA申請が控えていたため、かなり急いで準備したつもりです。
現地から書類を取り寄せるため、家族や親戚の協力が必要だったり、
公的機関へのアポスティーユ申請や公的が翻訳な必要など、
自分たち以外の方に依頼することが多いため、必然的に時間がかかってしまいます!
時間に余裕がある方、自分たちで手続きすることを減らしたい方は、
行政書士法人などに手続きを依頼する手もあります。
(ただし、海外からの取り寄せなどはやはり自分たちで行う必要があるそうです)
手続きはかなり大変ですが、パートナーと一緒に乗り越えて絆も深まるでしょう…!
あなたのステキな結婚生活を、応援しております!